そこに希望があるのならば
依然として看護師不足が続いていながらも、看護師になるための学校に通いたいと考えるようになる方は少なくないでしょう。そうした方がいることで、看護師不足に歯止めを掛けていこうとする意志を喚起させていくことにつながるのだと思い、看護の卵である看護学校の学生たちに続いて新たな看護の卵が現れていくという良き循環がなされていくようになるのです。看護学生は、看護の知識や技術を習得する中で様々な課題や試練と向き合うことになるでしょうけれど、看護学生としての日常を送るうちに、おのずと看護師になるための心構えを確固たるものにしているという手応えを感じていき、将来、自分が一人前の看護師として病院の中で重要なポストに就いたときに、看護学校に通っていた頃から今に至るまでの長い道のりを歩んできたことをしみじみと感じ入るのではないかと思うのです。
学校とは、学校に集まる一人ひとりが社会に通用する人材育成のためにあるものであり、学校での学生生活の中で自分が就きたい職業に向かって努力を重ねていく姿勢を維持していくことが重要となるのです。看護学校においても、看護師になりたい、という夢を叶えるためになくてはならない教育機関であり、共に看護師を目指している同志として看護学生同士が肩を並べることは、看護学校ならではの特色となるのです。看護学生同士が学校内で、共に笑い共に喜びを分かち合うことで、看護師に通じる階段を駆け上がっていくことにつながるのです。